今日は上巳の節句

カテゴリ:歳時記

境内の桃の花境内に咲く桃の花(だと思われます)


ここ数日間、真冬のような寒さは一段落しているようでが、夜に晴れているといわゆる「放射冷却現象」なるものが起こり、朝は特に冷え込んだりします。

皆さまにはいかがお過ごしでしょうか。

今日は「上巳の節句」

今日3月3日は「上巳の節句」です。上巳は「じょうし」と読みます。

上古の時代の中国では、じょうしの「三月上旬の巳の日」に水辺で沐浴(禊)を行いって身を清め、桃のお酒を飲んで体の邪気や災厄を祓う日だったそうです。

また、人形(ひとがた)を流して祓う「上巳の祓え」などもあったとか。これがのちに「ひな遊び」として発展し、「ひな祭り」となりました。

日付が3月3日に定められたのは、およそ3世紀頃。三国志にも登場する「魏」の時代ともいわれています。この日に定められた理由は、「陽の数(奇数)」が重なることから。

それらの風習が日本に伝わったのは、諸説紛々ではありますが、奈良時代か、少なくとも平安時代だとみられています。

「桃の節句」といわれる理由

日本の神話では、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が黄泉平坂(よもつひらさか)で、追いかけてくる雷神や泉津醜女(よもつしこめ)から逃れるときに、桃の実を投げて退散させたというエピソードがあります。

ちなみに、そのときの桃の功績に対して伊弉諾尊はいたく感じ入り、桃に

「大神実命」(おおかむづみのみこと)

なる名を与えたとかなんとか。

古来から、桃には「神仙の力」が宿るといわれていて、「邪気を祓う」とされていました。中国では「仙木」とか「仙果」と呼ばれていたそうです。

桃はたくさんの実をつけることから「生命力が強い」とされ、また香りが強いことから「厄除けの力がある」とされてきました。

上古の中国で、上巳の節句に桃のお酒を飲んだのも、桃には邪気祓いの力があるとされてきたからです。

そして、旧暦の三月頃に桃の花が咲くことから、「桃の節句」となったようです。

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