今日は七十二候の「雷乃発声」

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雷稲妻


朝晩はちょっと冷や冷やとしますが、日中はわりと暖かくなりました。しかし、今年は少し例年よりも肌寒く感じます。少し体調管理が難しい今日この頃です。

今日は七十二候の「雷乃発声」です

ものの本によりますと、この候は「かみなりこえをはっす」と読むそうですが、別に「かみなりすなわちこえをはっす」とも読むそうです。

意味としては

春の訪れを春の訪れを告げる雷が鳴り始める頃。

冬眠中の虫を穴から誘い出す「虫出しの雷」ともいわれる。

「春雷」という言葉がありますが、それが鳴り始める頃だそうです。

「春雷」

「春雷」は、だいたい3月から5月にかけて発生する雷を指すようです。この頃は気圧配置が周期的に入れ替わるため、上空を寒冷前線がよく通過していきます。

雷は、基本的に上空の冷たい空気に向けて、暖かい空気が上昇することによってぶつかり合い、大気の状態が非常に不安定になったときに発生します。

夏の雷が、太陽の光によって暖められた地上付近の空気が上昇し、上空の冷たい空気とぶつかり合って発生するのに対し、春の雷は寒冷前線が通過する(つまり進行するあたり)付近の、空気の強い上昇によって発生するという違いがあります。

また、この時期の雷は夏のそれと違い、あまり長く続いたりしないようです。そのことから「春の雷は、恵みの雨を呼ぶ」として、もよい兆しとされてきたとか。

しかし、実際のところは前線の通過の際に積乱雲が発達して、雹(ひょう)を降らせたりして農作物に深刻な被害を与えることもあるようなので、要注意です。

今日は上巳の節句

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境内の桃の花境内に咲く桃の花(だと思われます)


ここ数日間、真冬のような寒さは一段落しているようでが、夜に晴れているといわゆる「放射冷却現象」なるものが起こり、朝は特に冷え込んだりします。

皆さまにはいかがお過ごしでしょうか。

今日は「上巳の節句」

今日3月3日は「上巳の節句」です。上巳は「じょうし」と読みます。

上古の時代の中国では、じょうしの「三月上旬の巳の日」に水辺で沐浴(禊)を行いって身を清め、桃のお酒を飲んで体の邪気や災厄を祓う日だったそうです。

また、人形(ひとがた)を流して祓う「上巳の祓え」などもあったとか。これがのちに「ひな遊び」として発展し、「ひな祭り」となりました。

日付が3月3日に定められたのは、およそ3世紀頃。三国志にも登場する「魏」の時代ともいわれています。この日に定められた理由は、「陽の数(奇数)」が重なることから。

それらの風習が日本に伝わったのは、諸説紛々ではありますが、奈良時代か、少なくとも平安時代だとみられています。

「桃の節句」といわれる理由

日本の神話では、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が黄泉平坂(よもつひらさか)で、追いかけてくる雷神や泉津醜女(よもつしこめ)から逃れるときに、桃の実を投げて退散させたというエピソードがあります。

ちなみに、そのときの桃の功績に対して伊弉諾尊はいたく感じ入り、桃に

「大神実命」(おおかむづみのみこと)

なる名を与えたとかなんとか。

古来から、桃には「神仙の力」が宿るといわれていて、「邪気を祓う」とされていました。中国では「仙木」とか「仙果」と呼ばれていたそうです。

桃はたくさんの実をつけることから「生命力が強い」とされ、また香りが強いことから「厄除けの力がある」とされてきました。

上古の中国で、上巳の節句に桃のお酒を飲んだのも、桃には邪気祓いの力があるとされてきたからです。

そして、旧暦の三月頃に桃の花が咲くことから、「桃の節句」となったようです。

早いもので、もう2月です

カテゴリ:淀姫日記, 歳時記

2月と言えば豆まきです2月といえば豆まきです


いつものように、冒頭の言葉が「早いもので」となっていますね。困ったものです。ついこの間お正月を迎えたばかりだというのに、今日はもう2月の始まりです。

2月といえば「節分」ですね

過去のエントリにたくさん書いたことなので、右側の検索窓で「節分」と入力して検索していただければ、「節分」についてのあれやこれやが出てきます。もしよろしければ、そちらも使ってみてください。

て、手抜きじゃないですよ(`・ω・´) !

とはいえ、こんなことばかり書いているのもなんですから、ネタかぶりでも改めていろいろ書いてみたいと思います。

基本的には「節分」は4回あります

それぞれ「立春前日」「立夏前日」「立秋前日」「立冬前日」と、4回あるのです。暦上の「季節の変わり目にあたる日の前日」、ということですね。なので「節分」という言葉として残っています。

今年の場合、

  • 春の節分 2月3日
  • 夏の節分 5月4日
  • 秋の節分 8月6日
  • 冬の節分 11月6日

となります。しかし、この「節分」として暦に記載されているのは、春の節分だけなのです。夏・秋・冬の節分は、神社庁の暦ですら記載がありません。

それはなぜかと申しますと。以前にも書いておりますが

「春」は特別な季節であり、始まりの季節だから

年賀状などでの決まり文句に、「初春のお慶びを申し上げます。」とか「迎春」という言葉を目にされた方は多いと思います。

実際のところ、今の暦でいう「新年」は、冬まっただ中。春の気配などどこにも感じる余地がないほどの寒さ厳しい季節です。(最近は暖かいですけれどもね)

にも関わらず、そういった言葉が新年の挨拶に使われるというのは、「春」という季節が「新年の始まり」であったことの名残なんですね。